いついつまでも手を振ろう

とある必然の奇跡について

その先に見える光が

5月14日の観劇の話をする前に、気になりはじめた林くんのことばかり考えてまったく地に足の着いていなかった5月10日のツイートを貼っておきます。



林担の方が見つけてくださり、わたしにしては異例の数のいいねとRTをいただいてびっくりしたツイートです。 
あれから2ヶ月経った今でも林くんのことが良くわかったかといえばそうでもなく、過去の雑誌などを少しずつ紐解きながらパズルのピースを集めている状態なので、林くんに対して抱いている印象は最初とあまり変わらないかもしれません。
ちょいちょい不思議なエピソードもありつつ、基本とても真面目な、THE☆A型!
知っていることが少しずつ増えても減点ポイントはなくて、あーかわいいなあとデレデレしています(自担に甘いのは昔から)。
いま振り返ると、最初から自分の中には「この人ならば安心して応援できる」という直感めいたものが多分あったのだと思います。まず圧倒的にパフォーマンスに惚れたので、これほどの世界を見せてくれるならそれで充分だ、それだけで追いかける価値がある、と思えたのかもしれません。そんな思考を巡らせた結果、冒頭に掲げたツイートに至ったのではないかという話でした。

前置きが長くなりました。ここから本題です。

2度目の滝沢歌舞伎

5/14(土)、お昼の回を観劇しました。初観劇からちょうど一週間。金曜日の仕事が終わった瞬間、明日は歌舞伎に行ける、林くんを見られる、という喜びが込み上げて、それはもう近年稀に見るものすごい幸福感に包まれたのをよく覚えています。あれは何だったんだろう。絶対何か危険な脳内物質出てた。
これが泣いても笑っても本当に最後の歌舞伎。悔いのないようにと幕間の海鮮サラダそばを予約したりしながら、開演前にもう一度グッズの列に並びました。
もちろん林くんのステフォを全種コンプするためです。直前の公演で林くんの太鼓のステフォが売り切れる事態となり、一時はどうなることかと思いましたが在庫復活!おかげさまで今も、傍らに太鼓のステフォがある幸せな生活を送れています。

座席は3階のセンターブロックでした。流石に高さはあるし、まっすぐ前を見たら視界は天井のカーブだし花道は隠れていますが、ステージに関しては思っていたほど見えないということもなさそう。
入念にオペラグラスのピントを合わせながら待機。事前にレポをチェックしておおよそ林くんの立ち位置は頭に入れてあるものの、果たしてちゃんと追えるかどうか。緊張のうちに幕が上がりました。

今日はこれを見たい、と決めていた林くんの見どころ。
いにしえの赤布を投げるとこ。その前の、布を持った片手を隠して踊るとこ。
Maybeとお化けとSeasonsは言わずもがな。
腹筋太鼓の声出しで綺麗にぺこっと凹むお腹。
佐助さんのお団子屋さんでの小芝居。
フライング滝様のサポートのお仕事ぶり。
などなど。ほぼ全て確認することができました。
腹筋太鼓は3階からだと死角もなく、回る林くんを延々と追っていられて…。あとちょっと長かったら心臓危なかった。
ところで腹筋太鼓ってすごくシュールじゃないですか?そもそも何故にその体勢で太鼓を?何故に回る?音楽も何だか物悲しくて切なくなります。そこには「伝統だから」という一言で全て納得させてしまう隠れ里の奇祭にも似た力を感じました。
『浮世艶姿桜』では林くんの立ち位置情報を忘れてしまい、ステージが暗いこともありかなりの時間その姿を見失っていました。が、セグウェイ終わりで捌けて、戻ってきたタイミングで発見!佇まいと踊り方で一瞬にしてセンサーが反応した自分を自分で褒めました。

この回ではおまるちゃんの暴露ネタが滝様のシャンプー使ってる林くんだったので、またもラッキーな時に入れました。上手にいた林くんがバーーーッと下手まで、みんなの間を縫って一目散に駆けていくのがすばしっこくてすこぶるかわいかったです。
大好きな屋根の上の鼠さんとおまるちゃんの掛け合いもこの回めちゃくちゃ楽しくて。代謝のよろしいおまるちゃんがばかでかい声で「絶好調ーーーー!」とか叫んだり、「抑揚」が言えてなかったり、まあ笑いました。わたしの腹筋まで鍛えてくれてありがとう、ふっかさん。
なべしょくんと大我くんによる卵の口上対決も良かった。なべしょくん強く生きて(健くんのラヂオ出演時の一件を踏まえて)。*1

楽しい時間はあっという間。名残惜しく演舞場を後にして、行く当てもなくふらふらと銀座から有楽町まで歩く道すがら書き残したツイートがこちらです。



どうにもお化けの林くんが好きすぎるようです。まずあの極限までシンプルな衣装が似合うのが個人的に理想すぎて。その無色透明と言ってもよい土台に、凄味のある演技で色を乗せていく様には息を呑むばかりでした。しかも一週間前よりも更にクオリティが上がっていたような…。おふゆさんの深い哀しみと切なさが透けて見えるような表情、素晴らしかった。 
お化けを全公演一度も噛んだり間違えたりしないで演じ切った(と聞きました)林くんが、どれだけ大きなものを掴んだか。それを目の当たりにできる日もそう遠くないという事実がとても、とても嬉しい。アンダースタディには期待しかありません。めっちゃくちゃ楽しみ!です!

Maybeは一度見たくらいではとても感想を書けそうにないほど胸いっぱいになってしまったので、それはいつかDVDが出た時に(で、出るよね?)まとめてみたいと思っています。

兎にも角にも、2度目の歌舞伎観劇を終えたわたしの心はもう決まっていました。
もっと林くんの演技に触れたいし、歌が聴きたいし、ダンスが見たい。
ただそれだけ。でも、それが簡単には叶わない(と覚悟していたアンダースタディ前夜)。Jr.を応援していくことの楽しいだけではない一面を知っているフォロワーさんからは、ゆるく見守るくらいがちょうどいいよとアドバイスを受けました。にも関わらず向こう見ずに頭から沼に突っ込んでしまった現在、なるほどなあと思うことも確かにあったけれど、ひとつも後悔はしていません。
滝沢歌舞伎のたった一週間の間にさえ、変化を、成長を見せてくれた林くんのこれからの飛躍を信じているし、林くんを通して見える新しい未来が、今はとても眩しいから。

*1:と思ったらなべしょくんはライブで結構なオタ狩り圧迫ファンサをすると最近聞き及びまして驚いています。グイグイ行けるんじゃん!

人はそれを運命と信じたい

V6ファンが林翔太くんの沼におちた2016春の実録・第2弾です。まだはてブの使い方わかってません。どうしてエンターキー同じように押してるのに改行幅が違ったりするのかなあ。(調べましょう)

このエントリーを途中まで書いたきり放置していたら、怒涛の展開で林くんの舞台が発表されたりしてなんだか凄いことになりました。高田翔くん、仲田拡輝くんとともにメインを張る舞台のキャッチフレーズが「歌い、語り、演じ、踊る」。もう完璧です。こんな幸せがあっていいんでしょうか。喜び勇んでわたしも諭吉達の大軍勢をコンサート事務局Cへと差し向けました。どうか1人でも多く蒼き衣を纏いて帰還されたし…。

検索に手を染める

さて、滝沢歌舞伎初観劇から一夜明けた5月8日の話です。

林くんが気になる、と自覚はしたものの、まだ彼のことは何も知りません。となれば次に起こすアクションはただ一つ、Google先生にお伺いを立てるのみ。

なのですが、漠然とした不安のためにすぐにはそれを実行する勇気が出ませんでした。いちいち大袈裟だな!でも本当の話です。

調べた結果、とてもとても好きになってしまったら?その逆だってあり得る。それはそれで悲しい。

V6のことを考えられなくなってしまったら?ずっとついていくと20周年ライブで心に誓ったのに。

この時わたしはまだ林くんの年齢も知らなくて実年齢よりもっとずっと若いと思っていたので、あんなに年下の人のファンになってしまってもいいの?という若干のイケナイコト感もあったりで、とにかくぐるぐると1人悩みました。

えーい、ままよ!とブラウザの検索窓に「林翔太」と打ち込んだのは、お昼も過ぎた頃だったでしょうか。

画像検索あるあるで半分くらいカープの人とその奥様が出てきて困惑しましたが、ちょっと昔から最近のものまで色んな林くんの画像が並びます。うん。やっぱり可愛い。すっごい可愛い。

謎の納得をしてからテキスト検索に戻り、プロフィール的な記述を探しました。そうして目に飛び込んできた日付が、

1月21日。

林くんの入所日ですが、この日…、わたしの、誕生日です。

うっそでしょ??!!

二度見。震えました。で、ああこれはもう駄目なやつだ、と観念しました。

オタクの得意技「なんでも都合良く運命と思い込む」が華麗に発動した瞬間でした。 ちなみに1月21日は高田純次と京本パパとクリスチャン・ディオール生誕の日でもあることをそっとお知らせしておきます。わりとカオス。

 

それから更にネットの海深く潜り込み、まとめを見たり動画を探したりすること数時間。 少しだけ見ることができた林くんのダンスが、とても素敵でした。

長い手脚を大きく使った、けれども無駄のない動き。基本に忠実で、どんなタイプのダンスでも品があって清廉。適度にふわっと力が抜けていて、遠心力を上手に味方につけてい る感じ。 直立時にはまっすぐな立ち姿が美しい。

どこを取ってもドストライク。

 そこでTwitter

などと呟いていたところ、優しいフォロワーさんが教えてくれました。

「林くんならカウコンに出てましたよ!」

ナンダッテー! 早速レコーダーの中身を確認です。既にV6がVTR出演した部分(約1分間)のみを残した編集を終えていましたが、幸い番組全体の映像も残っていたので見ることができました。

早送りしながら探して、まず見つけたのは滝翼の歌う『雨のMelody』のバックでニコニコしながら踊っている林くんでした。

えっと、、立ち位置、ドセンですね?! 滝翼が2人、バックのThey武道が3人であるため結果的に画面の中央をしばらくの間独占していた林くん。

曲終わりにくるっとターンして止まった後の、ちょっと満足げな表情もかわいい。

その次にKinkiが『夢物語』を歌う間もムビステ上で踊っている様子が映っていました。とにかく終始キラッキラで楽しそうです。天使か。

ダンスもやっぱり綺麗で、ふとした時の指先の形まで意識が行き届いていて、でもその場を楽しむ余裕もあって…。いいなあ、と改めて思いました。最高画質で録っててよかった!

後になって林くんの決して短くはないキャリアを知ると、完成度の高いダンスも余裕のある感じも納得なのですが、なにせ年若く見えるのでそれらの要素がかなり意外で、良い意味で裏切られるのです。 この映像を見て、林くんはわたしにとっての「アイドルオブアイドル」の座に輝くこととなりました。

 

カウコン映像だけでも舞い上がってふわっふわしていましたが、検索の旅はこれだけでは終わりませんでした。

歌です。林くんの大きな武器、あの美声です。ほどなくしてスワンソングに遭遇したわたしはもう白旗を上げるしかありませんでした。

空気を含んだ豊かに響く声は聴く者の胸にまっすぐ届き、静かに広がる波紋のように浸透してゆく。決して主張は強くないのに、耳心地の良さに引き寄せられて、ずっと聴いてい たいと思わせる力がある。

さらにスワンソング歌ってるときの林くんのビジュアルが最強(ピン留めは反則!!!)ということも相まって、それから今に至るまで毎日のように見ています。同時に見つけた雪白の月の動画とともに。 これ書いてるうちにまた聴きたくなってきたので、ちょっと一周してきますね…。 

 

帰ってきました。スワンソングで桟橋の端まで来るといつだってわくわくしてしまいますね!

「端に立ち」の「た」で柔らかく落として「ち」で張ってからの、ごく軽く声を裏返してブレスに移る技の巧みさよ…!切なさ全開。もう大好き。この歌唱力が広く知られていないのは本当にもったいない。 この声に癒され、励まされる人はきっと多いことと思います。世界の平和のためにも林翔太!林翔太の歌声をよろしくお願いします!!!(なんの選挙)

 

そんなこんなで、林くんを見つけた初歌舞伎の翌日は感動と興奮のうちに過ぎてゆきました。こうとなれば、歌舞伎前半に健くんロックオン状態だったために見逃していた林くんの出番のことが気になって仕方なくなるのは必然。

あと1回、観たい。 きちんと林くんのパフォーマンスを見てどう感じるのか、自分の気持ちを確かめたい。

そう願ってチケットを求め彷徨い再び新橋演舞場を訪れることができたのは、千穐楽を翌日に控えた5月14日のことでした。

はじまりの日

はじめまして。

こちらはこの春うっかりジャニーズJr.の沼へと足を踏み入れたV6ファンによるブログです。

転げたばかりの熱量が落ち着かないうちに、自分の身に起きた変化について書き残しておこうと思い開設してみました。ということで、完全なる個人的振り返り用覚え書きです。

何かに急激に心を奪われた時、人はどのように行動するのか。このブログに何か見どころがあるとすれば多分そのくらいですが、誰かひとりでも共感していただけたりおもしろがっていただけたりしたら幸いです。

最初は軽い気持ちでした

自担以外のメンバーの現場もきっちり押さえると専らの噂のV6ファン。滝沢歌舞伎に三宅の健くんが出ると決まった時は、例に漏れずわたしも(遂に滝沢歌舞伎を観る日が来るのね…)くらいのほんのりライトな気持ちでおりました。
というのも、親友がかつて滝沢歌舞伎を観劇した感想が今ひとつ好意的でないものだったため、わたしが観に行ってその世界観についていけるのか、そもそもチケット取れるのか、等々の不安も手伝い、さほどのテンション上昇には至らなかったのです。

そうこうしているうちに申し込み案内ハガキが到着。1公演だけ申し込もうか迷っているうち、複数のV6メンバーによる現場のお知らせが重なりました。その中には自担(坂本くん)の現場も含まれており、あれよあれよと滝沢歌舞伎の優先度は押し下げられてゆき…。

結局、1公演も申し込みをしませんでした。 


ところが幕が開いてみると、毎日毎日Twitterのタイムラインに流れてくる大量のレポが何やら楽しげです。
佐久間くんという子が健くん大好きらしい。
車で追いかけて来ちゃうくらい大好きらしい。なんだそれ。
増田くんという子はV6ファンクラブに入っているらしい。
林くんという子は座長のおすすめ。カミコンきっかけで事務所入りしたらしい。
ええ子や!

滝沢歌舞伎の世界に触れたことのないわたしには、レポで目にする演目の名前なども何が何やら。口上って何?おまるちゃんて誰?犬とは?

そんなわたしを観劇へと駆り立てたのは、健くんがソロ曲として『Maybe』を選んだと知ったことでした。
個人的にとても思い入れのある*1大好きな曲。健くんはソロで、あの曲をどんなふうに料理しているんだろう。気になる。めちゃくちゃ気になる。骨折というアクシデントに見舞われながらも日に日にそのパフォーマンスへの評価を上げていく様子も凄まじい。これは、観ておかなくては。どうしても。

そしてご縁をいただいて初観劇に至ったのは、公演期間も終盤に差し掛かった5月7日のことでした。
後に「土曜の林の日」と呼ばれることとなるこの公演に入ったのが、そもそもの運命だったのかもしれません。
とは言えその当時のわたしは健くんを見ることに命懸けでした。一度きりの観劇、悔いのないよう全力で三宅健のダンスを見届ける。その一心で、演舞場でお借りしたきれいな桜色のオペラグラス(浮かれすぎて自分の双眼鏡を持参するの忘れた)で健くんを追いました。

ただし健くんがステージ上にいつもいるとは限りません。タッキーもいないその間、さて誰を見ていようかな…と、冒頭でいっぱい出てきたJr.くんたちを漠然と眺めていた、その時。
ふと目に留まった人がいました。
単純に、好みのお顔。
黒髪が似合う。真面目そう。奥ゆかしい目鼻立ちがなんだか可愛い。
へええ!こんな感じの子もいるんだ。
ちょっと嬉しくなって、よしあの子見よう!と決定。察しのいい方は彼が誰なのかもうお判りかと思いますが、この時点ではまだまだわたしの認識はライトです。現にMaybe
でバックの子見てない。誰だったのかもわかってなかった。非常にもったいないことをやらかしました。
そうこうしているうち、やがて舞台にはたった1人、とてもシンプルな服を纏ったJr.くんが出てきました。
あ、さっきの、可愛い子。
1人で出てくるってことは、結構実力あるのかな。
…などと呑気なことを思っていたら。

突然のホラー。

聞いてないよ!
ホラー超苦手なわたし、後ろの映像がこわくてオペラグラスで語り手の彼を凝視、凝視、凝視。
彼はよく通る聡明そうな声と素晴らしい滑舌でナレーションを始めたかと思うと、みるみるうちに木こりの巳之吉に成り代わり、雪女のおふゆさんに変貌し…と、変幻自在の一人三役を演じたのでした。
舞台上で叫び、転がり、一方で恨みと呪いと哀しみの言葉を放つ、それらの役柄の切り替えが全く違和感なくできている。声色と表情と動きで、全てを表現できている。
下手をすると観客が置いてけぼりになってしまう危険を孕んだハードルの高い演目を、彼は完璧にやってのけていました。
何故、いま、ここで、雪女なのか。客席に貞子がいっぱい出てくるのか(貞子のいない2階席でよかった)。そんな素朴な疑問さえもいつしかどうでもよくなり、引き込まれていました。
この演目の間、わたしは滝沢歌舞伎ではなく、下北あたりの劇場に熟練の役者さんのお芝居を観に来たかのような錯覚に陥っていました。それはほんとうに、驚きの体験でした。

ちょっと、この子、上手すぎない?!何者?!! 

 

更には、タッキーと健くんのお化粧中に4人で現れ何やら歌い出したではありませんか…なぜか英語で。日本の四季を。これは一体何ぞや?と見守っているうち、やがて彼は大サビでスルッと前に出てきて鮮やかにソロパートを歌い上げました。

とんでもない美声で。

は?!歌まで?!上手すぎない??!!?アナタは誰????!!!!


後の口上で、その彼の名前が林翔太くんというのだと知った時、いくつかの点と点が美しく繋がりました。
レポで目にしていた、座長のお墨付きの林くん。カミコンの健くんに憧れて事務所入りし、今回の歌舞伎で共演するにあたり健くんにお手紙をしたためたという林くん。

あぁ、納得!!!お手紙書きそう!(そこか) 

 

それにしても見た目よし演じてよし歌ってよしの三拍子揃ったこんな人を隠し持ってるジャニーズJr.って何なの?!としか。層が厚いにも程がありません??

月並みな言い方でアレですが、もっと評価されるべき。心の底からそう思いました。

幕間にグッズ売り場へ飛んで行ったわたしは、林くんの写真を1枚だけ買いました。この日、林くんを「いいな」と思った気持ちを忘れずにいたいと思ったからです。

購入したのはSeasonsを歌っている時の写真で、表情が一番好きだったのと、リボンかわいいなって思って選びました。後から知ったのですが、あのお召し物わりと不評?なんですね。よく見ると…うん…。

 

二幕の鼠小僧はただただ楽しくて、特におまるちゃんには涙が出るほど笑わせてもらい、大好きになりました。ふっか君、芸達者。

 

わたしの中でジャニーズJr.の認識と言ったら剛健時代(しかも過去映像として見た)で止まっており、「元気いっぱいだけど荒削り」という極めて乱暴なものでしかなかったので、今回の滝沢歌舞伎で目にした大人なJr.のプロフェッショナリズムに深く深く感銘を受けたのでした。

いま、Jr.の世界はこうなっているのか…と。

 

V6は早い段階でバックにJr.をつけることをやめたため、2005年にファンになり、他グループを見ることもしなかったわたしにはJr.に対する免疫が何もありませんでした。

そんな事情もあいまって、実力あるJr.が躍動する滝沢歌舞伎が見せてくれた景色はとてつもなく新鮮で、眩しくて、儚くて、でも力強くて、胸がギュッと鳴るような魅力に溢れていて、一夜にして夢中にさせられてしまいました。

なんだかよくわからない部分もあったけど、とにかく凄いものを見た。そんな気持ちを抱いてふわふわしながら演舞場を後にした春の夜のことを、いつまでも記憶にとどめておけたらいいなと思っています。

人生が少しだけ変化した、はじまりの日の話でした。

*1:わたしのV6ファン歴は2005年から始まるのですが、途中2010年~2014年にかけて離脱期間があります。出戻るきっかけとなったのが『Maybe』のライブ映像でした。久し振りに見たV6が、年齢を重ねるとともに劣化するどころか目覚ましい進化を遂げていたことに衝撃を受けたのです。音像も演出もスタイリッシュの極み。大人アイドルだからこそできるパフォーマンスの白眉。もう絶対離れるまいと誓うには十分すぎる映像でした。